こんにちは、一般社団法人おせっかい協会の高橋恵です。今回のテーマは、
人の心に残るもの「頼まれていないことをするのがおせっかい」についてお話させていただきますね。
目次
1.PRの仕事を断れてからの奮起
私がPR会社を立ち上げて間もないころのお話です。きっかけは雑誌に載っていた陶芸販売の小さな広告でした。私は、さっそくその広告会社にアポイントを入れて訪問したところ、社長自ら会ってくれることになりました。
私のPRの話を熱心に聞いてくれたと思ったら「うちの会社の陶器をPRすることも大事だけど、その前に産地の瀬戸焼の素晴らしさをアピールする方が話が早いと思うけどね。」という回答、通常は断り文句のような内容なのであきらめてしまうところなのでしょうが、私は逆に奮起しました。
2.頼まれていないのに地域の活性化のプレゼンテーション
そして2日後に約束など何も取り付けないまま、愛知県の瀬戸市の瀬戸物業者の団体を訪ねていました。最初はとりあえず話だけ聞いてみようという姿勢の役員の方でしたが、私は本気で瀬戸焼が素敵だと思ったことやパブリシティーの重要性や効果について熱意をもって説明したところ、組合の会頭と理事長を呼んでいただけることになりました。
そして会頭と理事長も大いに共感してくれて、東京の池袋で開催される瀬戸物祭りの予算が50万円余っているので、この予算で祭りを盛り上げてほしいと依頼されました。見る人によっては小さな仕事かもしれませんが、当時の私には、とてつもない大きな仕事のご契約でした。
3.頼まれていないことをするのがおせっかい
瀬戸物祭りを盛り上げる最大の条件は、来場者の動員です。私は短時間で、瀬戸物祭りのパンフレットや案内書をもってテレビ局を回りました。
熱意と誠意をもって行動した結果、多くのメディアで取り上げていただき、特にNHKの朝のニュース番組で瀬戸物祭りが放映され、その当日にどっと観客が押し寄せ、観客動員数も作品の売上も予想をはるかに超える結果となりました。イベント終了後も、頼まれてもいないのに、瀬戸物の包装から搬出する仕事まで精一杯手伝いました。
4.人の心に残るもの「おせっかい」
そのような私の頼まれていない仕事までしている様子を見ていた祭りの実行委員の方々の心に残ったようで、地元に戻り会頭と理事長に好意的に報告してくれたようです。
その後、この祭りの成功を評価してくれて、瀬戸市の産業をPRする総合予算を年間予算として計上して、私に依頼してくれることになりました。
5.「おせっかい」は予測や期待を超えたときに人の心に残る
今回の事例からも、人の心に残るものは、予測や期待を超えたときに人の心に残ると言われています。予測をはるかに超えた来場や売上、そして頼まれていないおせっかいな行動が人の心に残ったのだと思います。
おせっかいは余計なことだと思う方が多いかもしれませんが、相手のために「お役に立ちたい!」という慮る気持ちを持った「おせっかい」は人の心に残ります。
みなさんも「頼まれていないことをするのがおせっかい」を是非実践してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
●
おせっかい仲間になっていただける方
※入会金、年会費無料
https://osekkai.jp/branch
●
一般社団法人おせっかい協会ホームページ
https://osekkai.jp/
●
Facebookでおせっかい協会への参加方法
https://www.facebook.com/groups/218811725816125/
●
高橋恵さんのメッセージおせっかい協会メルマガ登録はこちら
https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=uhh90951&task=regist
●
おせっかい協会YouTube
https://www.youtube.com/@osekkaikyoukai