「夫婦の危機を救ったおせっかい」夫婦生活33年で感謝の気づき

　こんにちは、一般社団法人おせっかい協会です。今回は、おせっかいコンテスト2024エピソード部門優秀賞を受賞した、新地佐智子さんの作品「夫婦の危機を救ったおせっかい」についてのご紹介です。

1.義理の両親と同居の新婚生活がスタート

　「あがらんな！茶どん飲んでいっきゃんせ(どうぞ家に入って　お茶でも飲んでいってください)」と親しみやすい鹿児島弁で　訪問客を迎える　いつも笑顔の義母

我が家は、悩み事相談所のようで嫁いで直ぐに義理の両親と同居のわたしは、面食らったものでした。

　とてもおせっかいな義母は、親戚をはじめ　ご近所さんの味噌・梅干し作り、知人にお祝い事あるとお正月でもないのに餅つきしたり、料理もお上手だったので　美味しい郷土料理も作っては、いろんな方に振る舞うのが日常茶飯事！

2.義母のたくさんのおせっかいな優しさ氣配り心配り

　その母が、同居して半年　大手術をすることになり　以前のように動けなくなってしまい　床につくことが多くなりながらも元氣だった頃と同じように振る舞い「大丈夫！大した事ない！元氣！元氣！」と来客にパワーを与える愛あるおせっかいな義母でもありました。

　手術から３年後　病氣の再発で５９歳という若さで永遠の眠りについた義母　一緒に過ごした期間は、短かったけど　たくさんのおせっかいな優しさ氣配り心配りを今でも思いだします。

3.「夫婦の危機を救ったおせっかい」高橋恵講演会にて

　義母が、他界して４人の子宝に恵まれ　義父のことと子育てと仕事に追われ　末息子が社会人となるまでに結婚して３３年が経っていたわたしは、もう心身共にクタクタ息が切れそうで　主人とは、全く話が噛み合わず趣味や興味あるもの全てが違いすぎて　もう子ども達も自立したし　わたしも解放されていいかなぁ〜⁈夫婦も卒業かな⁈とも思いはじめてた頃　世間は、外出自粛のコロナ禍　zoom講演会で　おせっかい協会高橋恵会長の話を拝聴し　わたし自身　大変化することになりました。

4.夫婦生活33年で感謝の気づき

　確執のあった母への感謝！あれもこれも価値観が違いすぎると思っていた主人への尊敬と感謝！わたしの中から感謝が、溢れると　離れて暮らす子ども達や妹弟達との関係までもが、超仲良くなり夫婦でおせっかい協会鹿児島支部の世話役をつとめるようにもなりました。

　愛あるおせっかいな仲間達と繁華街にある公園のゴミ拾いを毎月続けていて　公園に来ている若者に「３分でいいから一緒にゴミ拾いしない⁈」と声かけすると殆どの若者が手伝ってもくれるし　２年前　わたし達が、ゴミ拾いを始めた頃は、挨拶しても無表情で　淡々とゴミ拾いしていた清掃担当のおじちゃんが、今では「毎月　本当に　ありがとうございます！とても励みになってます！」とわたし達を見つけると　わざわざかけ寄り笑顔で挨拶してくださるようにもなり　涙がでるほど嬉しいです。

5.「夫婦の危機を救ったおせっかい」を広げたい

また我が家前を登下校する男の子に「おはよう！」「いってらっしゃい！」「おかえりなさい！」とおせっかいに声かけしていたのですが

小学生の頃は、眠そうな目で挨拶もしないで　小走りに登校していたけど　夫婦で懲りずに声かけしていたら　中学生の頃は、会釈　そして高校生となった今では、自分から元氣に「おはようございます！」と挨拶するようになり　これまた嬉しい出来事となってます。

何より　主人が、義母とそっくりな高橋恵会長と出会い「母ちゃんが、目の前にいるようだった！」と出会った時の話を　とっても嬉しそうにすること！

わたしが忘れかけていた主人本来の優しさや配慮を思い出すことができて　今では、おせっかいエピソードで夫婦の会話が絶えず　笑顔の毎日が楽しいのです。

これからも世の中が、平和になる愛あるおせっかいの輪を夫婦で　もっともっと広げていきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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