こんにちは、一般社団法人おせっかい協会です。今回はおせっかい協会主催のおせっかいコンテスト2024エピソード部門、優秀賞の山本直さんの作品のご紹介です。タイトルは「S君とお母さんの未来に幸あれと願う」です。
目次
1.ある雨の日、プロ野球観戦での出会い
コロナ禍前5月の平日、東京ドームのプロ野球巨人戦観戦に、JR水道橋駅西口を下車。あいにくの雨、みな傘を差しドーム方面施設への橋を上っていた時のこと。鼻に酸素チューブをつないだ少年が横たわって乗る医療用車椅子を、傘も差さずに必死に押す女性を前方に発見。みな助けるどころか、距離を置くように人が流れている。そこで人混みをよけて前に急ぎ、傘を差し伸べ、お声がけしてご一緒した。
2.チケットもないのに横浜からきていた母子家庭のお母さんと車椅子の男の子
聞くと何と、いろんな経験をさせたいとチケットもないのに横浜から思い立って来てみたという健気な母子家庭のお母さん。実はその日、自社で取り扱い販売したうちの売れ残りチケット2枚があり、あれこれ仲間を誘ったが、みな都合が合わず、それでも根っからの超ジャイアンツファンの自分は一人でやってきていた。
3.親子で初めての生のプロ野球観戦!少年S君・お母さんと過ごした時間
正規の入場ゲートの係員の方に問い合わせてみると、何と有難い特別対応、自分の内野席の分で特別入場口から親子連れ二人も一緒に入場させていただいた。
車椅子エリアは予約していないので空いていなかったが、それでも柱脇のちょうど良いスペースをゲット。立ち見エリアだが、東京ドーム内での生の雰囲気は初めてとのことで、親子で興奮大喜び!あまり表情を変えられないらしい少年、S君の笑み、涙ながらにとにかく有難く申し訳ないというお母さん。結局、帰りの地下鉄に乗るところまで、都合5時間ほどご一緒した。
4.即速行動した自分の方が、何倍も大きな喜びの体験を。感謝でいっぱい、忘れられない感動の一日に
こちらこそ、今日はこのためにここへ来た、というような素晴らしい出愛機会の幸せなひとときを過ごさせていただいた。S君とお母さんの未来に幸あれと願う、感謝でいっぱい、忘れられない感動の一日となった。
撮ってもらった3人の記念写真をその場でLINEでつながり送ったが、以来連絡を取ってはいない。何一つ見返りを求めるわけではなく、ただ自然に即速行動した自分の方が、返って何倍も大きな喜びの体験をいただいた。本当に、おせっかいは最幸だ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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